3階は哲学者

石川啄木ファンのブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

啄木を読む/「一握の砂」

「一握の砂」 著者 石川啄木 発行 桜出版言わずと知れた石川啄木のベストセラーです。中には誰でも知っているような有名な歌が多い。新潮社や岩波書店、朝日文庫など幾つもの出版社から出ていますが、今回読んだ桜出版が一番読みやすいかな。一首毎に丁寧な注釈が…

啄木を読む/「啄木を繞る人々」

「啄木を繞る人々」 著者 吉田孤羊 発行 改造社 全485ページの大著です。しかも昭和4年発行!!(当然ながら古本屋さんでしか売っておりません) 内容も言葉使いも、歴史を感じさせるものでした。その時代がかった内容は大上段というか大袈裟。脚色が多過て、直ち…

啄木を読む/「啄木日記を読む」

「啄木日記を読む」 著者 池田功 発行 新日本出版社 石川啄木の日記に絞って研究した本です。 残念ながら書き方が説明になり過ぎて面白味に欠けるかな。 著者の池田功氏は国際啄木学会の現会長。

啄木を読む/「石川くん」

「石川くん」 著者 枡野浩一 発行 集英社現代歌人 枡野浩一による啄木解説書です。若者の支持を受けている枡野らしい意訳が軽妙。啄木の姿がユーモラスに描かれ、とにかく読みやすい。あっという間に読み終わってしまいました。Amazonブックレビューには「これもア…

啄木を読む/「石川啄木〜人物叢書〜」

「石川啄木〜人物叢書〜」 著者 岩城之徳 発行 吉川弘文館 まさに啄木研究の古典と言って良いでしょう。評伝だけではなく、文学論・思想論まで踏み込んでいるのは、さすが岩城之徳。 啄木の"不愉快な事件”についても、明確に否定しているのが愉快極まりない。啄木入…

啄木を読む/「石川啄木」

「石川啄木」 著者 ドナルド・キーン 発行 新潮社 93歳のアメリカ人で日本文学研究家のドナルド・キーン氏が、4年前に出した石川啄木研究書です。 しかもアメリカで英語版も出版されたので、いまや全米で啄木が知られることとなりました。 全375ページの大冊というの…

啄木を読む/「石川啄木」

「石川啄木」 著者 岩城之徳 発行 桜風社早稲田の古本屋で買いました。石川啄木研究の古典といって良いかもしれません。評伝から詩歌集、文芸論、研究史に至るまで、啄木に関するあらゆる事柄が、この一冊に網羅されています。古びた箱入りがいかにもそれらしい。

啄木を歩く/函館編(その4)

「石川啄木の足跡を巡る旅/函館編」(その4/その1〜その4)※3日目(最終日) 3日目スタート!もはや最終日です。早速ホテルをチェックアウトして函館駅に向かいます。 函館駅前でレンタサイクルを借りました。今日は半日しかなく、しかも移動が長いので・・・。それ…