3階は哲学者

石川啄木ファンのブログです

2019-12-27から1日間の記事一覧

啄木を読む/「啄木と郁雨」

「啄木と郁雨〜友の恋歌 矢ぐるまの花〜」 著者 山下多恵子 出版 未知谷石川啄木と宮崎郁雨。2人の関係はゲーテとシラーのようなものです。シラー無くしてゲーテは無かったように、郁雨無くして啄木は無かった、と言えます。そんな啄木と郁雨の関係を心の内面ま…

啄木を読む/「啄木の骨」

「啄木の骨」 著者 小野寺脩郎 発行 幻洋社なぜ、啄木のお墓が(故郷の岩手ではなく) 函館にあるのかを物語風に書いた本です。主人公は啄木でなく"啄木の骨”。そして函館の奇人、岡田健蔵!!

啄木を読む/「石川啄木〜不愉快な事件の真実〜」

「石川啄木〜不愉快な事件の真実〜」 著者 西脇巽 発行 桜出版啄木の晩節を汚したとされる "不愉快な事件“ について、否定派の立場から書かれた本です。ただ思い込みの激しい著者のようで、内容は首を傾げざるを得ませんでした。

啄木を読む/「啄木と苜蓿社の同人達」

「啄木と苜蓿社の同人達」 著者 目良卓 発行 武蔵野書房文芸結社「苜蓿社」についての研究を取りまとめた本です。「苜蓿社」は石川啄木に大きな影響を与えたことで知られています。啄木を研究する人達にとっても、この本は嬉しい。

啄木を読む/「啄木日記 公刊過程の真相」

「啄木日記 公刊過程の真相」 著者 長浜功 発行 社会評論社石川啄木の書いた日記についての長い長い旅の記録です。読んだ後は十分過ぎるほどの満腹感が得られました。しかしそれは重くて苦しい・・

啄木を読む/「啄木と函館」

「啄木と函館」 著者 阿部たつを 編者 桜井健治 発行 幻洋社文章が書かれたのは昭和30年代。まだ啄木の親友や同僚がギリギリ生きていた時代です。直接彼らにインタビューできたという時代に書かれた貴重な本と言えるでしょう。特に著者、阿部たつをは啄木の親友…

啄木を読む/「啄木の函館」

「啄木の函館」 著者 竹原三哉 発行 紅書房石川啄木といえば有名な次の歌。 函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花「かなしけれ」は「愛しけれ」で、愛(いと)しいという意味。僕も大好きな歌です。啄木は函館をこよなく愛していました。「死ぬときは函館…