3階は哲学者

石川啄木ファンのブログです

啄木を読む/「啄木の函館」

f:id:wazze2001:20191227140838j:image「啄木の函館」
  著者 竹原三哉
  発行 紅書房
石川啄木といえば有名な次の歌。
  函館の青柳町こそかなしけれ
  友の恋歌
  矢ぐるまの花
「かなしけれ」は「愛しけれ」で、愛(いと)しいという意味。僕も大好きな歌です。啄木は函館をこよなく愛していました。「死ぬときは函館で死にたい」と言ったほど。そんな相思相愛の啄木と函館の関係を解き明かしたたのが本書。啄木ファンは必見です。さらに「啄木ファンにして函館ファン」という人にとってはもはや聖書みたいな本でしょう。僕もその一人です。